「英語スピーキング」と聞いただけで、「わぁ、苦手...」と反応していますか?
もし、そうでしたら、この記事はあなたのためのものです。
多くの日本人が苦手とするスピーキング、今から学び直そうとしているアラフォーの自分にはどんなに頑張っても無駄な努力だなんて思っていませんか?
脳がまだ一つの言語に執着していなく、柔軟なため、子供の言語習得(特にスピーキングにおいて) は、大人に比べて速いですが、アラフォーの方でも今から優れたスピーキング力を身に付けることはできます。
ネイティブのようになれなくても、ネイティブレベルに近づけることは可能です。
そもそも、コミュニケーションの目的は意思伝達がですので、ネイティブレベルかどうかよりも、相手に伝わったかどうかの方が大事です。
この記事では、40代からの学習者が抱える英語スピーキングにおいての悩みとスピーキング力向上のために今すぐ実践できる方法をあげてみました。
1.流暢の欠如
流暢に話せないので、スピーキングが苦手と思っている人も多いと思います。
前回英語に触れたときから長いブランクが空き、発音が思い出せないかもしれません。
発音に限らず、単語やフレーズを思い出すのに時間がかかったり、記憶力が前より低下していることもあります。
もしくは、多くの学習者に当てはまる、「読み書きに重心をおいた偏った学習法」を取り入れてきたため、スピーキングを充分練習をしてこなかったケースも多いでしょう。
さらには、言いたいことを的確に表現できないことも原因と考えられます。
これらの問題を解決するには、スピーキングとリスニングを同時に磨くことができる音読をたくさん取り入れることです。
音読といってもただ声に出して読めばいいというものではなく、インプットから始めることが秘訣です。
インプットで聞こえた音声を忠実にコピーしてリピートする練習を重ねていくことで流暢さが改善されます。
効果的な学習法、私が取り入れてきた音読法【LIPメソッド】がおススメですが、LIPメソッドについてはまたの記事でお伝えしますね。
ここで気を付けたいのは、ネイティブレベルを目標とすることはよいことですが、ネイティブのようにならなければいけないということではありませんので、歌を覚える感覚で音読を楽しんでみてください。
2.文法や表現の正確性
長いブランクがあると、英語の文法や表現を忘れかけているのは分かりますよね。
ですが、一度学んだものは復習すれば徐々に戻ってきます。
ある意味、自転車に乗れることや自動車を運転できることと似ています。
あまり長い間ブランクが空くと、再度挑戦するときに違和感を感じるかもしれませんが、すぐに昔の感覚が戻ってきます。
実はネイティブスピーカーでも文法的に間違った言い方をしていること、知っていましたか?
現実は、「なぜそうなるの?」と思うことが多々あります。
ネイティブの方も説明のできないものが結構ありますので、深く考えても意味ありません。
そういうものなんだと捉えて身に付けていくしかありませんね。
間違っても伝わることも多いので、基礎文法が固まっていれば、細かいところは気にせず、堂々とアウトプットしましょう。
テストではありませんので、間違っても大丈夫です。
3.発音の問題
正確に発音できないことは、スピーキングが苦手だという問題の大きな原因の一つです。
発音しづらい単語や自分がうまく発音できない単語やフレーズを発音するときは意識過大になってしまうため、緊張します。
緊張すると、逆にもっと発音できなくできなくなってしまいますよね。
発音を必要以上に意識しすぎると、英語でのコミュニケーションが難しく感じます。
発音の問題を克服するには、以下の方法を試してみてください。
- カタカナ英語を忘れる
日本語とは違う言葉を学んでいるという意識を持つことです。
英語ネイティブの子供たちが学ぶように、英語の音を認識し、発声できるようになることで劇的な改善が見られます。
英語には日本語にはない音がたくさんあります。
日本語の音で英語の発音しようとすると、どんなに頑張ってもギャップがあり、正確な音とかけ離れすぎているものがあります。
本気で発音の問題を改善したいなら、カタカナ英語に頼らず、英語の音を学ぶことが必要です。
- 恥ずかしがらずになりきる
英語を話す環境で育った子供が流暢に英語を話し、日本語を話す環境で育った子が流暢な日本語を話せるのはなぜでしょう?
聞いたものをコピーしてリピートしているからですよね。
ソーシャルメディアでは、2,3歳の幼児が大人びたことを言っている動画が人気あります。
子供なのに大人びた話し方をするのは、身の周りの大人を真似し、なりきっているからです。
なりきりマインドは、英語を話せるようになる大切な一つの鍵です。
Fake it until you make it. (できるまでうそでもいいからなりきれ!)
という有名な英語がありますが、ここでも使えますね。
4.自信不足
流暢の欠如、文法や表現の正確性、発音の問題は、スピーキングにおいて最大の悩みである自信不足に繋がります。
知識やスキルの問題以外にも、メンタル面でも自信不足の原因となるものがあります。
例えば、
- 過去の経験や失敗が引きずっている
(英語は苦手科目だった、英語学習が続かなく挫折に終わった、英語で恥ずかしい思いをしたことがあるなど)
“Your past doesn’t define your future.” (直訳:あなたの将来はあなたの過去によって決まらない。)
という英語の名言を聞いたことがありますか?
過去の失敗経験は将来に影響しない、ということですね。
学生のころは苦手だったから、その後、今も苦手のままだというわけではありません。
逆に、成人後理解しやすくなることも多く、「こういうことか!」と学生のころ理解できなかったことが不思議に思える事もあります。
- 他人と比較している
(~のようにうまくない、ネイティブのように話せない)
基本、他人と比較しない。比較するなら以前の自分としましょう。
他人がどうであれ、昨日の自分より少しでも進歩していることの方が大事です。
- できないことにフォーカスしている
自分に厳しくなることは時には必要ですが、なりたい自分の理想像からまだほど遠いとがっかりするのではなく、前はできなかったことができるようになった!ことに目を向けましょう。
そして自分を褒めることも忘れずに。
- 極端な結論(自分には無理)を下す
極端な結論を下すことは、英語学習に限らず、無益な悪習慣です。
挫折に繋がりやすい思い込みが頭にどんどん深く根付いていくだけです。
極端な結論を下す習慣を覆るコツはこれです。
「yet」(まだ)を付ける。
例えば、
I can’t do it. (できない) I can’t do it yet. (「まだ」できない)
今はまだできないけど、いつかできるようになる!
自分の思考パターンを意識し、ポジティブに考える習慣を身に付けましょう!
まとめ
英語スピーキングの悩みは、実際に話すことでしか解決できませんが、継続的な実践とフィードバックを得ることで、知識とスキルを磨くと徐々に自信がつき、スピーキングスキルが向上します。
自信をつけるマインド作り、適切なサポートや充分な練習を通して克服していきましょう!
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